皆さまは、各地の飲食店に置かれている月刊誌『味の手帖』(株式会社味の手帖)を、お読みになったことはございますでしょうか。『味の手帖』は、上質な食文化を追求する食通のための情報誌であり、食事をこよなく愛する方や、美食家の財界人・文化人の方による対談、エッセイ、食紀行、厳選店紹介など、バラエティに富んだ内容が掲載されております。
「食」をテーマとするこちらの情報誌は、一見、歴史家である加来とは縁遠いと思われる方もおられるかもしれませんが、実は加来も毎月、コラムを掲載させていただいております。「食のタイムトラベル」と題し、歴史上の人物と、その人物のゆかりの食材について記したコラムであり、篠本映(ささもと・あき)さんの魅力的なイラストに毎回助けられ、ご好評をいただきつつ、気が付けば、本年11月号をもちまして、第158回となりました!
歴史好きの方々はもとより、そうでない方も、「食」を通して歴史に興味を持っていただけるのではないかと思います。
月刊『味の手帖』バックナンバーはこちらから → https://ajinotecho.co.jp/aji_no_techo/
ところでこの度は、『味の手帖』から生まれた、『味のカレンダー』2025年版についてご案内させていただきます。こちらは、文庫本サイズの日めくりカレンダーとなっており、1日ひとつ、旬の素材や料理を取り上げ、イラストと短文で紹介したものです。その時期のおいしいものや旬のものが分かり、知識やうんちくも得られるため、毎日の食事や暮らしが、一層楽しくなるかと存じます。また、日めくりとしてご使用いただいたあとは、読みものとして、何度もお楽しみいただくことができます。
日ごとにコメントを寄せておりますのは、『味の手帖』のご関係者・著者の皆さまであり、ありがたいことに加来も、今年も引き続き執筆を担当させていただきました(計12日分)。漬け物(卑弥呼)、煎餅(空海)、こねつけ(真田信繁/俗称・幸村)、鯛のアラ汁(黒田官兵衛)、かき氷(清少納言)、河豚料理(伊藤博文)といったように、歴史上の人物や出来事にまつわるエピソードとともに、それぞれの品をご紹介しております。
商品詳細につきましては、下記ホームページをご覧いただければと存じます。ご購入いただきました際には、毎月、加来のコメントにもご注目いただけますと幸いです。
(令和6年11月6日 加来耕三事務所 岡本あゆ美)
【追記】
去る12月3日(火)に、上記、株式会社味の手帖が主催する忘年会が「潮州鍋 灯(あかり)」(東京都中央区銀座)にて開催されました。ありがたいことに、加来は毎年お招きいただいておりまして、今回も大変楽しいひとときを過ごさせていただいたようです。
お招きいただきました味の手帖の皆さま、日頃、加来の担当をしていくださっている香西絵里さま、ご一緒させていただきました参加者の皆さまに、心より感謝を申し上げます。また、下記のお写真を加来にお送りくださいました安田眞一氏にも、重ねて御礼を申し上げます。皆さま、ありがとうございました!
*向かって左から、渋谷康弘氏(『味の手帖』「ソムリエの呟き」筆者)、安田眞一氏(同「しん散歩」筆者)、加来、山崎まゆみさん(同「おいしいひとり旅」著者)