加来が日頃より、様々な史料収集などでお世話になっております、公益財団法人永青文庫(東京都文京区)の理事長を務めておられた細川護煕(もりひろ)氏より、この度、加来宛にご著書とおたよりを頂戴いたしました。

言わずと知れた元内閣総理大臣(第79代)の細川氏は、絵画、書、焼き物、漆芸などを幅広く手掛ける稀代のアーティストでもあり、この度、それらの作品をまとめた『細川護熙自選作品集 但造作莫(ただぞうざすることなかれ) 私の作陶、書そして画』(世界文化社)を出版されたそうです。還暦を機に政界を引退し、創作の道に入られた細川氏の四半世紀の作品記録となっており、下記より試し読みもできますので、美しい誌面をぜひのぞいてみていただければと存じます。
『細川護熙自選作品集』 https://books.sekaibunka.com/book/b10103227.html
さらに細川氏は、『私のプリンシプル』(熊本日日新聞社)と題したエッセイも出版されております。以下、出版社のホームページより引用させていただきます。
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「人生にはいろいろな決断がある。そしてそうした歴史の重みこそが、ここぞという時に、人に力を与える」(本文より)。そう語るのは、熊本県知事、第79代首相を歴任し、現在はアーティストとして活躍する細川護熙氏。余生は晴耕雨読の日々を送るはずが、制作依頼がひっきりなしで多忙な日々をすごしています。
本書は、政治から芸術まで、幅広い活動と思索を通じて培った細川氏の人生哲学を綴ったエッセーです。プリンシプルとは原理、原則、主義、信条を指す言葉。自分らしさを見失いそうなとき、時代の変化についていくのに疲れたとき、著者の “自分を貫く生き方” が気持ちを楽にさせてくれるはずです。
これまでの歩みをインタビュー形式で振り返る「あのころ」も収録。新党結成の裏側や首相退陣決断の本音など、さまざまなターニングポイントから、著者らしい生き方を読み解きます。
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それから、『高野山別格本山總持院 四季山水花鳥図襖絵 細川護熙 美の世界』という小冊子も同封してくださいました。ちょうど現在、この壮大な作品を特別公開中ですので、夏季休暇などを利用して、高野山まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
https://www.soujiin.or.jp/cgi-bin/news/list.cgi?eid=1748312007
加えまして、細川氏より関連記事もお送りいただきましたので、あわせてご紹介させていただきます。



それから、現在、〝令和の米騒動〟で世間が騒がしい中、さらに政府が、海外から外国産米の緊急輸入も検討していると明らかにして物議を醸していることもあり、平成5年(1993)の米騒動において、緊急輸入を決定した際の細川元首相に関する記事が各所で注目されております。
【朝日新聞デジタル】
https://www.asahi.com/articles/ASSDR46LKSDRUTFK00GM.html
https://www.asahi.com/articles/DA3S16115293.html
https://www.asahi.com/articles/ASSDS2QMCSDSUTFK02CM.html
あわせまして、細川氏から頂戴した新聞記事も掲載させていただきます。


数々の貴重な資料とご著書をお送りくださいました細川氏に、加来より、厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。今後ますますのご活躍とご健勝を、加来とスタッフ一同、心よりお祈りしております。
(令和7年6月12日 加来耕三事務所 岡本あゆ美)