加来耕三 official website

歴史に学び、未来を読む

プロフィール

加来 耕三(かく こうぞう)

歴史家・作家。昭和33年(1958)10月29日、大阪市生まれ。昭和56年(1981)、奈良大学文学部史学科卒業。学究生活を経て、昭和59年(1984)に奈良大学文学部研究員。現在は歴史家・作家として、独自の史観にもとづく著作活動を行う。内外情勢調査会、地方行財政調査会、政経懇話会、中小企業大学校などの講師も務める。

日本推理作家協会会員。日本ペンクラブ会員。日本武道学会会員。日本人の姿を語り継ぐ会顧問。

港区観光大使、ふくいブランド大使、柳川観光大使、薩摩大使。

この他、テレビ・ラジオなどの番組監修・構成、企画、出演も多数。
現在、加来が解説を務める『関口宏の一番新しい中世史』(BS-TBS・毎週土曜日昼12時)が好評放送中。

不定期ながら出演回数の多いテレビ番組には、『英雄たちの選択』(NHK BSプレミアム)、『先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)』(NHK Eテレ)などがある。令和5年(2023)7月29日スタートの新番組『杜氏たちの晩酌』(NHK Eテレ・土曜日21時30分)にも出演。

これまで関わったテレビ番組としては、『その時歴史が動いた』(NHK)、『アインシュタインの眼』(NHK BSプレミアム)、『世紀のワイドショー! ザ・今夜はヒストリー』『教えてもらう前と後』『サンデーモーニング』(いずれも、TBS)、『THE歴史列伝~そして傑作が生まれた~』『ライバルたちの光芒~宿命の対決が歴史を動かした!~』『THEナンバー2~歴史を動かした影の主役たち~』(いずれも、BS-TBS)、『とくダネ!』(フジテレビ)、『偉人・素顔の履歴書』(BS11)、『MBCニューズナウ』の「幕末維新ニュース」(南日本放送)など多数。

中でも、加来が解説を務めたレギュラー番組『偉人・素顔の履歴書』(BS11)は、各方面からご好評をいただいていた。YouTubeの限定の見逃し配信では、各回とも、数万~数十万回の再生回数を記録している(過去最高は64万回)。YouTube限定の「偉人・素顔の履歴書 加来先生のアフタートーク 偉人・こぼれ噺」も、毎週火曜日に配信された。

現在、レギュラー出演中のラジオ番組としては『加来耕三の「歴史あれこれ」』(全国のAMラジオ局10局)。これまで関わったラジオ番組には、『すっぴん! 「裏歴史」をめぐる旅』(NHKラジオ第1放送)、『話題のアンテナ 日本全国8時です』(TBSラジオ)などがある。令和2年(2020)には、初代柳河藩主・立花宗茂をテーマとしたRKBラジオ「加来耕三が柳川で大河ドラマをつくってみた 超拡大! 放送尺22倍SP」が第57回ギャラクシー賞優秀賞を受賞。

主な著書

令和5年(2023)で作家生活40周年を迎え、これまでに刊行した作品は400冊を超える(国立国会図書館webサイトにて「書籍」として登録されているものは406冊。ただし、数人での共著、事典類は含まれず)。近著としては、以下の通り(令和6年2月現在)。

『川路利良 日本警察をつくった明治の巨人』『立花宗茂』(いずれも、中央公論新社)、『読むとなんだかラクになる がんばらなかった逆偉人伝 日本史編』(監修/主婦の友社)、『教養としての歴史学入門』(ビジネス社)、『徳川家康の勉強法』(プレジデント社)、『大御所の後継者問題』(エムディエヌコーポレーション)、『偉人たちの決断』(戎光祥出版)、『家康の天下取り 関ヶ原、勝敗を分けたもの』『歴飯ヒストリア』『明治維新の理念をカタチにした 前島密の構想力』『失敗と成功の日本史』(いずれも、つちや書店)、『成功と滅亡 乱世の人物日本史』『読むだけで強くなる武道家の金言』『「気」の使い方』『天才光秀と覇王信長』『幕末維新 まさかの深層』(いずれも、さくら舎)、『日本史を変えた偉人たちが教える 3秒で相手を動かす技術』(PHP研究所)、『戦国武将と戦国姫の失敗学 歴史の失敗学3』『鎌倉幕府誕生と中世の真相 歴史の失敗学2』『渋沢栄一と明治の起業家たちに学ぶ 危機突破力』『歴史の失敗学』(いずれも、日経BP)、『鎌倉殿を立てた北条家の叡智』(育鵬社)、『戦国武将学』(松柏社)、『紙幣の日本史』(KADOKAWA)、『リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい』『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』『日本史に学ぶ 成功者たちの勉強法』『心をつかむ文章は日本史に学べ』『日本史に学ぶ 一流の気くばり』(いずれも、クロスメディア・パブリッシング)、『1868 明治が始まった年への旅』(時事通信社)、『幕末維新の師弟学』『利休と戦国武将 十五人の「利休七哲」』(いずれも、淡交社)、『西郷隆盛100の言葉』『龍馬は生きていた』(いずれも、潮出版社)、『「南洲翁遺訓」に訊く――西郷隆盛のことば』(河出書房新社)、『坂本龍馬の正体』『刀の日本史』(いずれも、講談社)、『日本史は「嫉妬」でほぼ説明がつく』(方丈社)、『三国志最強の男 曹操の人望力』(すばる舎)、『歴史に学ぶ自己再生の理論〔新装版〕』(論創社)、「コミック版 日本の歴史」 シリーズ・「学習まんが 歴史で感動!」シリーズ(企画・構成・監修/いずれも、ポプラ社)、「マンガで見る 決戦! 日本史」シリーズ(監修/東京書店)など多数。

専門分野

歴史組織学を独自に提唱。
歴史心理学、歴史哲学を応用した人物評伝の執筆・研究。時代考証。
著作活動を開始した当初から、歴史的に正しく評価されていない人物・組織の復権をテーマとしている。一度、関心をもったテーマ・歴史上の人物は、繰り返し調査・分析し続けている。
また、「歴史は活用してこそ意義がある」と常に主張しており、講演においては、歴史をいかに具体的に、日常生活やビジネスに活用するかを語っている。モットーは、「歴史に学び、未来を読む」

なお、加来は古流剣術の宗家に生まれ、タイ捨流剣法の免許皆伝。この趣味が高じて、武道(古武道・現代武道)の解説なども行っている。
同じく、趣味が高じての中国古典、オランダものの翻訳・出版も。

備考

●歴史家・作家として社会の現象を幅広く捉え、フィクションとノンフィクションの中間として、「ファクション」を提唱。独自の史観に基づく著作、講演活動を行っている。

●漫画の制作にも参画しており、週刊少年ジャンプ『るろうに剣心』(集英社)のノベライズを書き下ろし、フジテレビ系アニメの原作となる。ノベライズは、中国語版やイタリア語版なども刊行されている。
漫画の評伝としては『漫画のヒーロー』『漫画のヒロイン』『B級漫画』『なつかし漫画王』『雑学・懐しのマンガおもしろ意外史』『サブマリン707パーフェクト・ガイド(共著)』などの作品がある。
(いずれも、別のペンネーム)

●漫画の解説にも頻繁に登場しており、特に巨匠・横山光輝氏の作品に多い。実は加来は、横山氏の大ファン(特に『鉄人28号』)で、月刊誌の対談をさせていただいたり、幾度かオフィスへ遊びに押しかけたりしたこともある。さらには、横山氏にオリジナルの『三国志』キャラクターを描いていただき、加来の著書『三国志裏読み人間学』(実業之日本社)に使用させていただいたことも。横山氏が描いてくださった色紙は、加来の宝物のひとつ。

加来は、横山氏の『伊賀の影丸』『チンギス・ハーン』(いずれも秋田書店)、『戦国獅子伝』(小学館)などの解説も担当。また、『徳川家康』(講談社)には、加来制作の「信長・秀吉・家康」の略年譜が掲載されている。
その他、小池一夫氏・川崎のぼる氏による『ムサシ』(集英社)の解説も担当。また、渡部多恵子氏の名作『風光る』(小学館)の巻末には、「エッセイ 寓話を超越した幕末の世界」を掲載させていただいた。
加えて、高田崇史氏による『QED 龍馬暗殺』(講談社)の解説「三重構造の推理小説」も書かせていただいた。

●かつて加来は、旅行会社の「海外テーマツアー」の講師として、世界を歴訪した経験も。特に、三国志ツアーでは開催ごとに好評を博していた。

●近年は、新たな試みとして新聞連載にも挑戦。平成30年(2018)1月より、福井新聞紙上にて、福井藩士・由利公正の生涯を描いた歴史小説『鸞翔ぶ(らんとぶ)』を執筆(毎週日曜日掲載)。平成31年4月に、第1部完結。

還暦記念徳利

作家生活40周年を迎えた加来耕三の旅路は、まだまだ続く。

 

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