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明智光秀ゆかりの地を、福井県が案内冊子にしました!!

 1月19日(日)から放送がスタートするNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に向けて、全国のゆかりの地でも、これから増加する観光客を迎えるため、案内が行なわれているようです。
 明智光秀が歴史上に登場する以前、10年間、間違いなく住んでいた福井県も、然り。
 加来は昨年、『天才光秀と覇王信長』(さくら舎)を執筆するにあたって福井県を度々たずね、光秀ゆかりの明智神社(現・福井市東大味町)や、織田家発祥の織田劔神社(現・丹生郡越前町織田)など、さまざまな史跡をたずねたのですが、そのおり、県に対して、ふくいブランド大使として、明智神社周辺の整備など、幾つかの助言を福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館の学芸員・石川美咲さんにさせていただきました。
 そのお返しというのではないでしょうが、福井県文化課が作成した、素敵な「明智光秀 ふくいゆかりの地MAP」と題したリーフレットを、この度、頂戴いたしました。

明智光秀ふくいゆかりの地MAP
明智光秀ふくいゆかりの地MAP


 このリーフレットでは、

◎光秀が妻・凞子(「麒麟がくる」では「煕子」と表記)と暮らしたとされる長崎称念寺(現・坂井市丸岡町長崎)
◎信長の〝金ヶ崎の退き口〟の舞台となった金ヶ崎城址(現・敦賀市金ケ崎町)
◎光秀の座像がまつられている明智神社(現・福井市東大味町)
◎光秀のとり成しで、柴田勝家が発給した安堵状が残る西蓮寺(現・福井市東大味町)
◎戦国の越前を領した朝倉氏の本拠地・一乗谷朝倉氏遺跡(現・福井市城戸ノ内町)

 ……など、光秀と今回の大河ドラマにまつわる県内8市町の史跡、計12ヵ所を、写真とともに紹介しています(ほかに、「ふくいの戦国スポット」5ヵ所も掲載)。
 さらにリーフレットでは、ゆかりの地を車でめぐる観光モデルコースとして、美濃(現・岐阜県南部)から逃れてきたとされる光秀が、10年ほどを過ごしたとされる「雌伏の地(嶺北)」コースと、信長に仕えて歴史の世界へ登場するきっかけとなった「飛躍の地(嶺南)」コースを提案。福井県をおとずれる方に、楽しみにながらゆかりの地をめぐれるよう、味のある工夫がなされています。
 あわせて、光秀の家族や、彼と越前ゆかりの朝倉義景、柴田勝家らとの関係を示した人物相関図も掲載されていました。

 福井県では、このリーフレットに掲載した12ヵ所の史跡のうち、9ヵ所に案内板を掲示し、史跡と光秀とのかかわりを、より深く知っていただけるような取り組みをしてあります。
 加来もぜひ、観光モデルコースを巡りたい、と申しております。
 なお、リーフレットは、ゆかりの地がある県内8市町の観光案内所や道の駅のほか、福井県の東京事務所(千代田区平河町2丁目6-3 都道府県会館10階)などで配布しています。
 またリーフレットの内容は、福井県の情報ポータルサイト「ふーぽ」でも閲覧が可能です。

【ふーぽ】
https://fupo.jp/

 皆さま、ぜひこのリーフレットを片手に、歴史の深い福井県の地をめぐってみてはいかがでしょうか。

 蛇足ながら、福井県の応対は素早く、上記の明智神社にはその後、地元東大味地区の皆さまと自治体のご尽力によって、付近に約40台分の駐車場とトイレが確保されたようです。
 福井の魅力を知ってほしい、と常々申しおります加来は、実に喜ばしいことだ、と会う人ごとに絶賛いたしております。

 福井県文化課長の皆々さま、よい資料とよい情報を賜り、ありがとうございました。

 なお、加来は「麒麟がくる」の放送開始に先立ち、関連番組に出演させていただきます。

NHK総合『 「麒麟がくる」まで待てない! 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』
令和2年(2020)1月14日 (火)午後7時30分〜午後8時42分

番組の紹介文によりますと、
「大河ドラマの王道といえば“戦国もの”。これまで放送された58作のうち、4割近くが戦国時代を描いてきました。そこで迫力の合戦シーン、信長・秀吉・家康を演じた名優、戦国を生きた女性たち、一世一代の散り際などをキーワードに、過去の名場面を一挙紹介。俳優陣と大河ファンがその魅力を熱く語ります。さらに「麒麟がくる」の主人公、明智光秀はこれまでどのように描かれてきたのか、武将として、また人間・明智光秀の魅力に迫ります!」
とのこと。

 司会は加来もこれまで幾度も、歴史番組でご一緒したことのある俳優の高橋英樹さん、タレントの田村淳さん、進行はNHKアナウンサーの池田伸子さんです。
 出演は後半に出てくる加来のほか、全編を通して武田鉄矢、高畑淳子、松村邦洋、山崎怜奈の各氏がスタジオに。西田敏行、佐久間良子、仲間由紀恵、高橋一生、長谷川博己、門脇麦の各氏はVTRで出演されます(敬称略)。
 皆さま、ぜひご笑覧ください。

(令和2年1月10日 加来耕三事務所 小沢その恵)

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