加来耕三 official website

歴史に学び、未来を読む

東京国立博物館特別展「三国志」のご案内です!!

 魏・呉・蜀の3国が覇権を争った、中国の「三国志」の英雄のひとりである魏の曹操――。2020年には、曹操の没後1800周年を迎えます。そしてこの度、その墓である「曹操高陵(こうりょう)」の出土品が初来日いたしますので、ご案内させていただきます。

 来たる7月9日(火)から9月16日(月)まで、上野の東京国立博物館にて、同館をはじめNHKや朝日新聞社などが主催する特別展「三国志」が開催されます。展示されるのは、世界最古と考えられる白磁や、曹操を指す「魏武王(ぎのぶおう)」と記された石碑、埋葬する貴人の手に握らせた「玉豚(ぎょくとん)」など、曹操の墓から出土した品々です。他にも、海軍国家・呉の船の模型「貨客船」や、呉の名将・朱然の墓から出土した「童子図盤」といった数々の出土遺物によって、「三国志」の世界を再現します。

 加来とスタッフ一同、大変楽しみにしております展示会ですので、ご興味をお持ちの皆さまも、ぜひ、足を運んでみられてはいかがでしょうか。

https://sangokushi2019.exhibit.jp/

 ところで「三国志」は加来が長年、研究・著作活動を続けてまいりましたテーマのひとつであり、曹操については、『三国志最強の男 曹操の人望力』(すばる舎)や、コミック版三国志英雄伝3巻『曹操』(ポプラ社)などを手掛けてまいりました。

 加来は、『三国志』を描かれた漫画界の巨匠・横山光輝(みつてる)先生の大ファンであり、先生の作品の解説を執筆させていただいたり、月刊誌で対談をさせていただいたり、さらには、オフィスを訪れさせていただいたこともあるようです。こういったご縁もあり、加来の著書『三国志裏読み人間学』(実業之日本社)に、横山先生が描いてくださったオリジナルイラストを使用させていただいたこともございました。そのおりに、先生がプレゼントしてくださった色紙は、加来の宝物だといいます。

 余談ながら、私も幼少の頃、横山先生の『三国志』に熱中し、これがきっかけで歴史が大好きになりました。大学で史学部を選んだことも、出版業界を志したことも、現在、歴史に携わるお仕事をさせていただいておりますことも、全てのはじまりは横山先生、と申しましても過言ではございません。もちろん、魏の曹操も大変魅力的な人物ではありますが、私が愛してやまないのは、蜀の天才軍師・諸葛孔明(しょかつこうめい)です。
 ちなみに、加来の著書におきましても、『諸葛孔明は二人いた 隠されていた三国志の真実』(講談社+α新書)、『「三国志の謎」徹底検証―諸葛孔明の真実』(講談社文庫)、『三国志 諸葛孔明99の謎』(二見書房・二見文庫)など、多数ございます。

コミック版三国志英雄伝3巻『曹操』
コミック版三国志英雄伝3巻『曹操』

 加えまして、上記のコミック版三国志英雄伝には、『曹操』のほかにも、『劉備』、『諸葛亮』、『孫権と周瑜』、『呂布』といったタイトルもございます。このシリーズは、全国の学校図書館にも置いていただいており、おかげさまで店頭でもロングランとなっております。マンガですので、お子さまも楽しめますし、一般の方の三国志入門書としてもおすすめです。

【ポプラ社 コミック版三国志英雄伝シリーズ】

 東京国立博物館特別展「三国志」がスタートする7月までは、しばらくお時間がございますので、横山先生をはじめとする諸先生方の作品をお読みになって、予習(すでに三国志通の皆さまにとりましては復習)をされてみられてはいかがでしょうか。そして、その予習・復習の1冊に、加来の書籍も加えていただけましたら、何よりの喜びでございます。


                (平成31年2月21日 加来耕三事務所 岡本あゆ美)

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ