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宮崎中央新聞社『啓次郎その生涯』のご案内です。

令和2年(2020)11月に刊行されました『啓次郎その生涯 島津啓次郎の謎に迫る』(宮崎中央新聞社)につきまして、著者・外山英人(とやま・ひでと)氏より、先日、弊社にご恵送いただきましたので、御礼も兼ねまして、こちらでご紹介させていただきます。

〝島津〟といいますと、「島津四兄弟」「島津義弘」「島津斉彬」など、〝薩摩〟=鹿児島をつい思い浮かべてしまいますが、本書の主人公・島津啓次郎は、薩摩藩の支藩である佐土原藩の藩主・島津忠寛(ただひろ)の三男として、現在の宮崎市佐土原町に生まれました。本書は、啓次郎の生き方に魅せられた外山氏が、謎に包まれた彼の生涯を、史実を追究しつつ解き明かした意欲作となっております。以下、「はじめに」より、一部をご紹介させていただきます。

〈前略〉啓次郎は、生来の自由奔放さや気性の荒さを持っていました。粗削りな性格ですが、正義感や使命感にあふれていて、どこか心ひかれる人物として私の目に映りました。彼は十三歳の時アメリカに留学し、五年半の海外生活を通して、人生の一つの大きな指針と出会っていくのでした。啓次郎は帰国後、留学で学んだ自由や民主の価値観に根差した教育を志す夢に向かって歩み始めます。しかし、志半ばにして西南戦争に参戦することとなり、二十歳の若さでこの世を去っていきました。〈中略〉なぞに包まれた島津啓次郎の生涯、とりわけ彼のアメリカでの生活を少しでも紹介できればと思います。

宮崎市ご出身でいらっしゃる外山氏の情熱溢れる1冊となっておりますので、宮崎の皆さまにおかれましては、ぜひお手にとってみられてはいかがでしょうか。また、西郷隆盛や坂本龍馬、勝海舟といった幕末維新期の英傑たちも登場しておりますので、全国の歴史好きの皆さまにおかれましても、広くお楽しみいただけるのではないかと存じます。

なお、お問い合わせ先といたしまして、出版元・宮崎中央新聞社のホームページ(https://miya-chu.jp/profile/)および外山氏のTwitter(https://twitter.com/rekishishimazu)をご紹介させていただきます。

余談ながら、宮崎中央新聞社はつい先日、「日本講演新聞」にて加来の講演録を大々的に掲載してくださった新聞社でもあり、時を同じくして、外山氏よりご著書をお送りいただきましたことに、不思議なご縁を感じております。

加来とスタッフ一同、外山氏の益々のご活躍を心より祈念しております。この度は、誠にありがとうございました。

(令和5年2月3日 加来耕三事務所 岡本あゆ美)

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