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JAPAN・生涯人財育成教育月例研究会 会報に加来の記事が掲載されました!

JAPAN・生涯人財育成教育月例研究会 会報に、加来の記事が掲載されました。

テーマ「渋沢栄一と明治の企業家に学ぶ」

2024年7月3日に発行される新紙幣、新たな一万円札には”近代日本経済の父”と呼ばれた渋沢栄一の肖像画が描かれています。渋沢の”真の功績”を理解するために、なぜ、負け組の旧幕臣が明治新政府の経済のトップに立てたのか? 渋沢を偉人たらしめた理由とはなにかを、講演(本年2月21日)では紐解きました。

明治維新の目的である中央集権化を実現するため、渋沢は、資金を利息によって引き出して集めるという「公債証書」を、日本で初めて持ち出した人物でありました。ではなぜ、渋沢だけがこのようなことを発想し、実行できたでしょうか。歴史はさかのぼれば真相が見えてきます。渋沢の性格や幼少期から受けてきた教育をもとに、解説しました。

渋沢が実践していた「捗遣り主義」(はかやりしゅぎ)とは、わからないところはわからないままでいいから、とにかく読みたいもの、楽しそうなものに触れることで、なるべく早く、たくさんの情報を得て、自分なりに解釈し答えを出すという方法。現代社会においても、応用範囲の広い情報を多く蓄えておくことで、いざというときに実践に結びつけることができるのではないかと考えます。この「捗遣り主義」という方法、ご興味のある方はぜひ実践してみられてはいかがでしょうか。

改めて、加来に講師依頼をいただきました能率協会 常務理事 編集長・大野さくらさまに、心より感謝を申し上げる次第です。誠にありがとうございました!

(令和6年4月8日 加来耕三事務所 大仁田ちぐさ)

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