加来の新著『川路利良 日本警察をつくった明治の巨人』(中公新書ラクレ)が、本年1月10日に刊行されました!
それまでの日本になかった近代的な警察制度を創り〝日本警察の父“と今もなお、全警察官から敬慕されている、川路利良(かわじ としよし)――。
薩摩藩の卒族(そつぞく)と呼ばれた下層から、一代で藩士となり、ついには人物を認められ「東京警視庁」を独力で創ることになった川路の生涯を辿る一冊となっています。以下、出版社による紹介文です。
薩摩藩の下級武士の家に生まれながら、戊辰戦争の活躍で西郷隆盛に引き立てられ、幕末の激動の時代を生き抜いた川路利良。大久保利通の信頼も得て、維新後に警察の創設を任され、フランス視察を経て、日本に近代的警察機構を作り上げる。しかし、新政府の方針を巡り、西郷と大久保が対立。川路は、大恩人である西郷の敵となり、政府軍を率いて西南戦争へ赴く――。日本という新しい国家と警察組織に一身を捧げ、初代大警視(警視総監)まで上り詰めた男の生涯を描く。
先行き不安な時世の中、川路らはいかにして活力を蓄え、新しい時代を切り拓いていったのでしょうか。その生涯を一緒に辿ることで、未来に対する新しい思考、方法を見つけるヒントとなれば幸いです。皆さま、ぜひ店頭でお手に取ってご覧くださいませ!
https://www.chuko.co.jp/laclef/2024/01/150807.html ※オンライン書店でのご購入はこちらから
本作の編集をご担当いただきました中央公論新社のラクレ編集部・山田有紀さんに、心より感謝を申し上げます。誠にありがとうございました!
(令和6年1月10日 加来耕三事務所 真野暁良)