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加来が福井で、『橋本左内 時代を先取りした男』の出版記念講演を行いました!!

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 去る令和2年2月2日(日)、午後2時(午後1時30分開場)から、加来は福井市内のJR福井駅直結「ハピリンホール」にて、自らが監修した『橋本左内 時代を先取りした男』(扶桑社)の出版を記念した講演会に出講いたしました。

 題して、『歴史読本「橋本左内」出版記念講演会』――。

『橋本左内 時代を先取りした男』は、昨年=平成31年(2019)の3月16日(土)、福井テレビが開局50周年記念、ならびに橋本左内生誕185年として放送した特別番組「橋本左内 時代を先取りした男」を、福井テレビ「橋本左内」取材班により、再構成された書籍です。

【『橋本左内 時代を先取りした男』(福井テレビ編/監修・加来耕三/発行・扶桑社)】

 橋本左内は幕末の、越前福井藩出身の人物。
〝名君〟と謳われた16代藩主・松平春嶽(まつだいら・しゅんがく)につかえて、その藩政改革にかかわり、藩校明道館(のち明治2年〈1869〉に明新館と改称、現在の福井県立藤島高等学校)さらに春嶽が主導した将軍継嗣問題においても、当時、〝英邁〟との評判が高かった一橋慶喜(ひとつばし・よしのぶ)(のちの15代将軍・徳川慶喜)を将軍職に押し上げるべく、主君の命をうけ、幕府や朝廷への調停活動を行った人物でした。その行動が、ときの幕府大老・井伊直弼にとがめられ、「安政の大獄」で志半ばにして処刑されてしまうのですが――。
 左内の初心と大志は、彼が若干15歳で著した『啓発録(けいはつろく)』に、書き残されています。
『啓発録』は、今でも福井県下に伝えられ、読み継がれているているだけでなく、全国に敬慕する人が後をたちません。
 こうした左内の人物と志、その魅力、彼が幕末日本に成そうとしたことを、改めてとらえ直し、広く世間に伝えるために企画されたのが、特別番組「橋本左内~時代を先取りした男」でした。

 同番組では、福井県出身で、NHK大河ドラマ「西郷どん」にて松平春嶽役をつとめられた俳優の津田寛治さんをナビゲーターとして、福井県出身の作家・宮下奈都(みやした・なつ)さん、松平春嶽の顕彰活動をしている白鷺舎(はくろしゃ)から雀部なぎさ(ささべ・なぎさ)さん・東山成江(ひがしやま・なりえ)さんのお2人、福井市郷土歴史博物館の館長・角鹿尚計(つのが・なおかづ)氏、福井県文書館の副館長・柳沢芙美子(やなぎさわ・ふみこ)氏、東京大学名誉教授・跡見学園女子大学教授の三谷博(みたに・ひろし)氏も出演し、各々の関心や研究分野から、橋本左内の生涯と事績、彼が成したこと、成そうとしたことを、大いに語りました。

 さらに番組では、左内の人生における節目ごとに、落語家の桂雀太さんがエピソードや史実を、軽妙な語りで紹介しています。

 こうした番組内容や、書籍で再編集された内容をふまえ、当日はまず、午後2時から桂雀太さんが高座に上られました。
 つづいて午後2時45分からは、加来が「明智光秀と越前、そして左内」と題し、記念講演を行わせていただきました。
 加来も演題を主催者からいただいた段階では、「光秀と左内か……」と、いささか戸惑いを覚えたようでしたが、本番では左内の述べた「日本国中を一家と見候(みなしそうろう)」から、「万機公論に決すべし」へ。
 越前福井藩の目指した〝第3の道〟を語り、左内の「稚心(おさなごころ)」を去れ、という『啓発録』から、左内より9歳年下のウィリアム・エリオット・グリフィス(明新館で教えたお雇い外国人)の『ミカド』(亀井俊介訳)を引用しつつ、中庸を行く難しさ、日本人に今なお乏しいリベラリズムについてふれ、地に足をつけて考える歴史学と物語性を重視する大河ドラマと違い、明智光秀に前半生のアリバイがなかったことを述べ、最後に、左内は大河ドラマの主人公にはなれないが、その友人であり後継の一人である由利公正を主人公に前半は左内、後半はグリフィスを出せばよい、と話を結びました。
 奇想天外な加来の話に最大240席のハピリンホールは、満員の中、大いに沸いたようです。
 講演終了後は、〝福井一歴史に詳しい〟と加来が畏敬する、角鹿館長と並んで、館長の名著『由利公正 万機公論に決し、私に論ずるなかれ』 (ミネルヴァ書房)と共に、加来による『橋本左内 時代を先取りした男』のサイン会が行われ、書籍も飛ぶように売れていた、と関係者の方からうかがいました。
 福井テレビ取材班の著、加来耕三の監修になる『橋本左内時代を先取りした男』は、扶桑社から刊行。全国の書店でも、好評発売中です。
 ぜひ皆さま、ご一読くださいませ。
 最後になりましたが、加来を引き立てていただきました光野稔様(福井テレビ代表取締役会長)、司会をつとめていただいた報道局報道部アナウンサーの佐橋嬉香(さはし・きか)さん、ならびに講演を企画・運営してくださった福井テレビの皆さま、来場してくださった皆さま、誠にありがとうございました。

令和2年2月3日 加来耕三事務所 小沢その恵)

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