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コミック版日本の歴史『戦国人物伝 大友宗麟』刊行のお知らせ!!

 来たる4月下旬、株式会社ポプラ社より、加来が企画・構成・監修いたしました、コミック版日本の歴史シリーズ69巻『戦国人物伝 大友宗麟』が、いよいよ刊行となります。

 作画は、コミック版日本の歴史シリーズでおなじみの、かわのいちろう先生であり、『本多忠勝』『上杉謙信』『小松帯刀』も手掛けてくださっております。原作は、加来とは切っても切れない名コンビの、静霞薫(しずか かおる)先生です。

 ときは戦国時代、九州の名門である大友家21代当主・大友宗麟(そうりん)が、本作の主人公です。
 日本史の教科書を思い出していただきますと、九州のキリシタン大名たちが、天正10年(1582)に「天正遣欧少年使節」をローマに派遣する、という出来事が記されていたのではないかと思います。その大名たちというのが、大村純忠、有馬晴信、そして、本作の大友宗麟です。

 名門の守護大名・大友家に生まれた宗麟は、家督を相続して以降、戸次鑑連(立花道雪)ら勇猛な武将たちを従えて、九州制覇に乗り出し、九州9ヵ国のうち6ヵ国を勢力下に治めました。宗麟はその後、家督を嫡男に譲って隠居したものの、敵対勢力の島津氏を討つ機会が訪れると、日向へと挙兵します。

 宗麟はかつて、キリスト教宣教師であるフランシスコ・ザビエルと会見して、布教を認可し、隠居中には教会にも足繁く通うほど、キリスト教に関心を持っていました。そして、日向入りの直前に洗礼を受け、「ドン・フランシスコ」という名を授かります。この頃、キリシタンと他宗徒の争いが激化していたこともあり、宗麟は日向に、キリシタン王国を建国しようとする思惑もあったようです。

 ところが大友軍は、島津軍に大敗を喫することとなり、島津軍はさらに大友領への侵攻も開始します。加えて、肥前の龍造寺氏も独立を宣言したことから、九州は大友氏・島津氏・龍造寺氏が覇権を争うようになり、いわば「九州三国志」といった様相を呈することとなりました。

 また、ときを同じくして、大友領内では国人衆の蜂起が頻発し、前述の立花道雪や、高橋紹運らを中心とした征討軍が奮戦していました。この高橋紹運を実父に、立花道雪を養父に持つのが、のちに「西国無双」と称せられる戦国武将・立花宗茂です。すでにこの頃から、数々の戦功を挙げており、宗麟の目にも留まる存在となっておりました(本シリーズの68巻『立花宗茂』でその生涯を描いておりますので、こちらも併せてお読みいただければと存じます)。

 こうした中、ついに立花道雪も死去し、宗麟は島津氏の勢いを抑えるべく、ときの関白・豊臣秀吉に援軍を要請するために、自ら大坂城を訪れました。秀吉の出兵まで、なんとか持ちこたえようとする大友軍は、高橋紹運を失いながらも、立花宗茂らを中心として激闘を続けました。そしてついに秀吉の大軍が到着し、島津軍を撤退へと追い込みます。
 宗麟はそののちに病死したものの、大友家は存続し、家臣の立花宗茂は秀吉に仕えることで、より大きな歴史の舞台へ。

 このように、本作をお読みいただければ、キリシタン大名というイメージだけにとどまらない宗麟の生涯や人柄を、コミックならでは分かりやすさで、学ぶことができるかと思います。

 なお、本シリーズにおきましては、上記の「九州三国志」のうち『龍造寺隆信』も、来たる6月に刊行予定となっており、『島津義弘』は37巻として既に刊行されております。併読を賜われますと、戦国九州の覇権争いについて、さらに理解を深めていただけることと存じます。

 本来の読者であるお子さまはもとより、お子さまをお持ちの保護者の方、社会人の方も、歴史が好きな方であればどなたでも楽しんでいただけますので、ぜひ、お手に取ってご一読いただけますと幸いです。

【ポプラ社 コミック版日本の歴史『戦国人物伝 大友宗麟』】

                (平成31年4月12日 加来耕三事務所 岡本あゆ美)

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